強い承認欲求から生じるSNS依存から解放されるためにしたいこと

【vol.1370】

 

 

こんにちは！

カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

昨日の夜、Netflixで

4月18日に配信されたばかりの

 

『ロンゲスト・デート
　〜バケーションはどこまでも〜』

 

というタイトルの

面白いドキュメンタリー映画を見ました。

 

 

（予告編はこちら↑から。

　本編は日本語字幕付きです）

 

 

 

マッチングアプリで出会ったばかりの

マットとカーニが

３回目のデートでコスタリカに

旅行に行くことになったのが

2020年３月のこと。

 

 

 

 

 

そう、2020年3月といえば

コロナウィルスの世界的感染拡大によって

世界がロックダウンを強いられた時期で

 

 

ご多分にもれず

マットとカーニも旅先のコスタリカから

アメリカに戻ることができず

立ち往生を喰らってしまうという…。

 

 

 

出会ったばかりで

お互いのことをまだよく知らないふたりが

いつ帰国できるかわからないまま

 

 

異国の地で24時間中

約２ヶ月という長い時間を

一緒に過ごすことになった

 

 

…という体験を追った

ドキュメンタリー映画でした。

 

 

 

マットはカーニと付き合う前から

もともと自身のYouTubeチャンネルを持っていて

 

 

コスタリカでの旅の様子を動画に納めて

インターネットに投稿することで

フォロワーを増やそうとしていたんですが

カーニはそれが好きではなかったんですよね。

 

 

 

それでもマットは止めることなく

しまいにはカーニと一緒にいるところも

インターネットに投稿してしまって

 

 

あっという間にふたりのことが

世間に知れ渡ることになって

このドキュメンタリー映画も

作られることになった…という。

 

 

 

そのくらい動画をネットに上げる

…ということはマットにとっては

大事なことだったのですが

 

 

このドキュメンタリー映画の最後の方で

彼はとても重要なことを言ってました。

 

 

 

 

 

字幕では「幸せ」と訳されていましたが

実際のマットの言葉は“Dopamine Boost”

つまり「ドーパミンの増加」を意味しています。

 

 

 

ドーパミンとは脳内の神経伝達物質で

褒められたり、認められたりしたときに

分泌されて

 

 

脳内にある「報酬系」と呼ばれる

神経回路を刺激することで

「心地よい感覚」をもたらしてくれます。

 

 

 

 

 

美味しいものを食べることや性行為、

アルコールや薬物、

ギャンブルやゲームも

この報酬系回路が強く刺激されて

 

 

「心地よい感覚」を求めて

私たちはそれらの行動を

反復するようになります。

 

 

 

ドーパミンは

私たちが生きていく上では

必要不可欠な物質ではありますが

 

 

過剰に分泌されると

刺激に対して脳が鈍感になってしまい

同じ量では幸福感や満足感が

得られなくなってしまうので

 

 

幸福感や満足感を得ようと

ドーパミンを増加させる行動そのものが

繰り返される頻度がどんどん加速し

その度合いもどんどん高くなっていきます。

 

 

 

依存はこうやっていとも簡単に

形成されていくんですよね〜。

 

 

 

 

 

深いレベルで

自分自身や大切な人とつながっている

…という感覚がないと

 

 

マットのように

「いいね」や友だちの数など

数値化できるような形で

 

 

自身の存在価値を測ろうとしたり

つながりを感じられないことで生じる

空虚感を満たそうとしがちですが

 

 

自分自身や誰かと

深いレベルでつながっていて

 

 

自分のありのままの姿を

しっかりと受けとめてくれている

…という感覚があると

 

 

ネット上の見ず知らずの赤の他人に

自分自身の存在価値の評価を

委ねることをせずとも

 

 

「自分はこれでイイのだ」

という安心感と共に自己肯定感を

キープすることができるものです。

 

 

 

そういう意味でも

深いレベルでしっかりと

自分自身や大切な誰かと

つながっていられている

 

 

…という感覚を

有しているか否かは

 

 

私たちの

自己肯定感のあり方や生き方に

大きな影響を与えます。

 

 

 

強い承認欲求に呑み込まれて

SNSの反応などに一喜一憂していたり

 

 

インターネットで

誰かとつながっていないと

不安で仕方がない

 

 

…というのであれば

一時的な幸せしか得ることができない

Dopamine Boostを頼るのではなく

 

 

自分自身や大切な人との

つながりを築く力を身につけて

自己肯定感を高めていくことで

 

 

永続的でかつ安定した

幸福感を獲得していきたいもの。

 

 

 

 

 

セラピスト／カウンセラーは

その実現に向けてのサポートを

していきます。

 

 

 

不特定多数の人からの

「いいね」がないと幸せを感じられない

ヴァーチャルの世界から抜け出して

 

 

リアルな世界の

いまここでのつながりから

身近なところで安定した幸せを

感じられるようになりませんか？