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ポジティブになる前に渡るものがある ― ネガティブな感情が架ける“心の橋”

感情を扱う

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「前向きにならなきゃ」と思うほど

心は置き去りになるものです。

 

 

 

【vol.2343】

 

 

 

こんにちは!
カウンセリングオフィス

プログレスむかいゆかです。

 

 

 

来月、毎日ブログのコミュニティーで

セミナーというか、勉強会の講師を

務めることになりました。

 

 

 

その担当者の方と

内容について話を詰めていたとき

 

 

ふと、AEDP®︎の創始者である

Diana Foshaの言葉が

思い出されたのです。

 

 

 

ポジティブになれないのは
ダメなこと?

 

 

 

担当の方は

来月は新年ということで

「ポジティブになれるように!」

ということを念頭に置いた

セミナーの内容にしたかったよう。

 

 

 

 

 

 

ですが私は全力で

巷に溢れる「ポジティブ至上主義」に

反対するタイプの人間でして…(苦笑)。

 

 

 

「ポジティブになるための

 小手先のノウハウは存在しないし、

 そういう内容を求められているなら

 私は教えることはできません!」

 

 

という前提で私が考える

ポジティブになるために必要なことを

お伝えさせていただきました。

 

 

 

そのときに思い出していたのが

Diana Foshaの言葉だったんです。

 

 

 

正確にいつだったかは

忘れてしまいましたし

 

 

彼女が言った言葉の

一語一句を覚えてはいませんが

 

 

恐らく、Immersionと呼ばれる

AEDPの入門レベルのトレーニングを

NYにあるコロンビア大学で受講したときに

 

 

こんなことを受講生に向けて

言ってくれたと記憶しています。

 

 

 

ネガティブな感情は
ポジティブ体験への「橋」

 

 

 

ネガティブな感情を

しっかりとプロセスすると

そこに一本の「橋」が架かる。

 

その橋を渡った先にあるのが

安心感やつながり、解放感といった

ポジティブな体験。

 

でも、ネガティブな感情を避けて

向き合うことがない限り

橋は架からない。

 

だから私たちは

川の手前で同じ場所を

ぐるぐる回り続けてしまうのだ。

ネガティブな感情に向き合うことは

ポジティブな体験へと至る
架け橋なのだ。

 

 

 

 

 

 

その言葉を思い出したとき、

「本当にそうだよな」と

あらためて感じました。

 

 

 

どんなに言葉で上書きしても
心は前に進まない

 

 

 

最近よく耳にする

言霊やアファメーション

ポジティブな言葉を繰り返すことで

脳が変わっていく、という話。

 

 

 

それ自体が

完全に間違っているとは思いません。

 

 

 

ただ、私がセラピストとして

日々の臨床のなかで感じているのは

 

 

本当は

怖さや悲しさ、怒りや悔しさといった

感情が身体の奥に残っているのに

 

 

「大丈夫」

「前向きに考えよう」

「ポジティブでいよう」と

 

 

言葉だけで

自分を上書きしようとして

内側で無理が生じてしまっている人が

あまりにも多いということ。

 

 

 

 

 

 

そうすることで一時的に

気分が軽くなることはあっても

深いところでは何も変わっていない。

 

 

 

だからまた、同じ場所で立ち止まり

同じところをぐるぐる回ることになる。

 

 

 

ネガティブな感情を

ポジティブな言葉で上書きをして

見ないようにすることが

ポジティブになる近道ではありません。

 

 

 

むしろ

避けてきた感情に丁寧に向き合い

しっかりとプロセスしたときにこそ

はじめて橋は架かる。

 

 

 

そしてその先に、安心感やつながり、

「ああ、大丈夫だ」と思える

ポジティブな体験が“自然と”訪れる。

 

 

 

新年だからこそ

無理に前向きになろうとするのではなく

 

 

これまで置き去りにしてきた感情に

少し目を向けてみることが

 

 

本当の意味で前に進むための

第一歩なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

なぁんてことを

つい熱く語ってしまったのですが

 

 

担当者の方からは

「ぜひその内容でお願いします!」

とOKをいただきました。

 

 

 

今回は内輪の勉強会なので

一般公開はされていませんが

 

 

今日の話を読んで、もし今、

「ずっと避けてきた感情」が

ひとつでも思い浮かんだとしたら

 

 

それに少しだけ

目を向けてみることが

もしかしたら

次の一歩になるのかもしれません。

 

 

 

ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。

 

 

 

 

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