離れていた5日間。
帰宅した瞬間に見えたものは
9年間育ててきた
“安心のかたち”でした。
【vol.2327】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
実は2016年の11月
台湾旅行を計画していて
飛行機の予約まで済ませていました。
でもその年の8月に
愛猫リオとルナを迎えたんですよね。
まだ本当に小さな子猫だったので
シッターさんにも
「この月齢だとお預かりは難しいです」
と断られてしました。

(当時のリオとルナ)
そして私たちは、旅行をやめました。
あのときの選択は
「旅より大切なものができた」
というだけではなく
後から振り返ると
“安全基地づくりの始まり”
だったように思います。
それからの9年間
ずっと一緒に過ごしてきましたが
数年前からは
最長4泊までなら
お留守番ができるようになりました。
そして今回の台湾は、初めての5泊!
しかもこの2ヶ月ほどは
ルナの腎臓の数値が悪化していたり
リオが歯石除去の手術をしたり…と
正直、不安材料が盛りだくさんでしたが
それでも今回は
「見守る力を信じてみよう」
と思えたんですよね。
アタッチメントの世界では、
“離れている時間も
つながりは続いている”という経験が
安心の器を育てていくと考えられています。
今回の5泊は、まさにその実践でした。
家に戻ると
ルナがまっすぐな瞳で
こちらを見つめてきました。

言葉はなくても
まるで「帰ってきたのね!」
と伝えてくれるような眼差し。
そしてリオはソファの上で
安心しきった表情で眠っていて
その姿を見た瞬間
あたたかい気持ちになりました。

アタッチメントは
言葉ではなく“身体の状態”にこそ表れる
と言われています。
ルナのまなざしも、リオの眠りも
「あなたがいれば大丈夫」という
サインそのもの。
離れても、ちゃんとつながっていた─
その確かさを
身体で受け取った瞬間でした。
今回の5泊を通して
改めて感じたことがあります。
それは、関係は
“離れないことで”ではなく
“離れても戻れることで”深まる
ということ。
ずっとそばにいることだけが
安心ではなく
離れている時間にも
つながりが続いている─
その経験が
関係の強さをつくっていく。
これは人間同士のアタッチメントでも
セラピーでも、まったく同じです。
リオとルナの姿から
そんな大切なことを
またひとつ教えてもらった気がしています。
リオ、ルナ、お留守番ありがとうね!
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