
「すぐに答えがほしい」──
社会も私たち自身も
安易な解決に飛びつきがちです。
でも、本当の変化には
“痛み”と“時間”が欠かせません。
【vol.2227】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
少子化や労働力不足、地域の高齢化。
いま日本が直面している問題は
とても根深い構造的なものです。
けれど
その対策として語られるのは
「外国人労働者の受け入れ」など
目の前の穴をふさぐような
短期的な解決策ばかりで
今日、SNSで大炎上していた
アフリカの「ホームタウン」の件は
そういった政府の対策に対する
国民の不満や懸念が
一気に溢れ出した結果だったのでは?
…と個人的には思っています。
アフリカの「ホームタウン」に長井、木更津、三条、今治の4市 「移住先では」と懸念の声 https://t.co/kL0JNZWGDw
SNS上では「移民の受け入れではないか」「市民だが、聞いていない」などと懸念が広がっている。
— 産経ニュース (@Sankei_news) August 25, 2025
もちろん
それ自体が無意味だとは思いません。
ですが、本質的な問題
──働き方、子育て、教育や福祉のあり方など──
に手をつけようとすると
どうしても「痛み」が伴い
成果が見えるまでに時間もかかります。
だからこそ
政府はそこに向き合うことを
避けがちなのだと思います。
これは個人の
心の問題にも似ているように感じました。
占いやスピリチュアル的なアプローチは
「すぐに答えが欲しい」という気持ちに
応えてくれます。
自分の痛みに触れずに
「安心できる言葉」を与えてくれるから
受け入れやすいのです。
疲れたときに
甘いものを口にすると一瞬元気になる──
そんな即効性に近いのかもしれません。
一方で
セラピーやカウンセリングは
避けてきた痛みや不安に
少しずつ触れていくプロセスです。
そこには苦しさもあり、時間もかかります。
だから敬遠されることも多いのです。
けれど、苦しいからこそ
そこに大切な変化が隠れています。
セラピーは痛みに向き合うことを
一人で強いるのではなく
安全な場で伴走しながら
その痛みを少しずつ解きほぐしていきます。
時間はかかりますが
そのプロセスを経てこそ
「表面的な安心」ではなく
「持続する自己変化」が育まれるのです。
それは即効性のあるサプリではなく
体質改善のように
じっくりと効いていくものに近いでしょう。
社会の課題も、個人の心の課題も、
本質に手をつけるには勇気が必要です。
短絡的な対症療法に頼るだけでは
問題は先送りされるばかり。
「痛みを避けず
時間をかけてでも本質に向き合うこと」
──そこにこそ
真の変化の可能性があると私は思います。
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