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癒しは遅すぎることなんてない──臨界期と感情の可塑性の話

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【vol.2107】

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

今日の朝、

今月上旬に参加した

AEDP®︎のカンファレンスについての

インタビューを受けました。

 

 

 

インタビューを受けるにあたって

カンファレンスを振り返っていたときに

 

 

脳神経科学者のGul Dölen氏が

基調講演で話していた

「臨界期(critical period)」についてが

ふと頭をよぎりました。

 

 

 

 

 

「臨界期」とは

ある行動や能力が獲得されやすい

限られた発達の時期のことを指します。

 

 

 

有名なのは

ノーベル賞を受賞した

オーストリアの動物行動学者

ローレンツによる

ガチョウの「刷り込み」実験です。

 

 

 

ガチョウのヒナは

孵化後すぐに目にした

動くものを「親」として認識します。

 

 

 

それが人間であっても

ヒナはその人間のあとを

ついて歩くんですよね。

 

 

 

 

 

こうした「刷り込み」が起こるのは

ほんの数時間という短い臨界期だけ。

 

 

 

人間にも「言葉の習得」

「愛着形成」「感情調整」など

同じように限られたタイミングでの学びが

重要だとされてきました。

 

 

 

けれど

Dölenはこう話をしていました。

 

 

「臨界期は、ある条件が整えば、

 再び開く可能性がある」…と。

 

 

 

彼女の研究は

まだマウス段階ではありますが

 

 

神経の柔軟性(可塑性)は

これまで考えられていたよりも

ずっと長く持続することが示されています。

 

 

 

そしてこれは

大人になってからでも

「癒し直す」「育て直す」ことは可能である

ということを強く示唆するものです。

 

 

 

 

 

これは

私が臨床の現場で日々目にしている

変化とも重なります。

 

 

 

安全な関係性のなかで

クライエントが自分の

「深い感情に触れる体験」をしたとき

 

 

「こんなふうに
 誰かとつながる感覚は初めて」

 

「今さらだけど、ようやく受け取れた」

 

 

そんな言葉とともに流れる涙が

過去のトラウマを癒し

人とのつながりを“やり直す”プロセス

確かに起きているんですよね。

 

 

 

セラピーのなかで

そうした瞬間に立ち会うたびに

 

 

人のこころには

たとえ時間が経っていても

もう一度やり直せる力があるのだと

実感しているところです。

 

 

 

もし

その力をほんの少しでも

信じてみようと思えるなら…

 

 

 

ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。

 

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