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あなたの心を預けても大丈夫?安全なセラピーを受けるために大切なこと

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【vol.2042】

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

今朝、Xを眺めていたとき

フォーローしているアメリカ人の

心理学者であり心理療法家の男性が

こんなポストを投稿しているのを目にしました。

 

 

 

 

 

意訳になりますが

日本語にすると

こういった意味になります。

 

 

 

 

自分の経験があるからといって

メンタルヘルスの専門家になれるわけではない。

 

それはたとえば

心臓発作を経験したことがあるからといって

心臓の専門家になれるわけではないのと同じだ。

 

 

 

議論の余地はあると思いますが

個人的には

この見解には概ね賛同します。

 

 

 

 

 

セラピーやカウンセリングを

提供することに

欧米のように法的な規制がない日本では

 

 

メンタルヘルスの問題や

精神疾患を克服したという人たちが

 

 

“自身の経験のみを頼り”

セラピー/カウンセリングを

提供していることが

少なくはありません。

 

 

 

私は

それ自体が問題だとは思っていません。

 

 

 

そのときの経験は

共感や信頼関係、つながりを築く上での

大きなアセットになると思うから。

 

 

 

ただ

自分の経験“だけ”に頼ることには

大きなリスクが孕んでおり

 

 

クライエントを

危険に晒してしまうことも。

 

 

 

 

 

というのも

何事にも基礎というものは必要で

 

 

それは

メンタルヘルスや精神疾患についても

それらやトラウマに対するケアについても

決して例外ではないと思うから。

 

 

 

基礎医学や基礎看護の勉強をすっ飛ばして

医師や看護師が医療行為をしていたら

怖くないですか?

 

 

 

私は怖いと思いますし

無責任だとも感じます。

 

 

 

もし自分自身の体験を活かして

自分と同じように悩んでいる人たちを

助けようと思うなら

 

 

まずはそのモチベーションを

セラピー/カウンセリングをするにあたって

必要不可欠な知識やスキルを

身につけたりすること

 

 

つまり

然るべき教育や指導を

受けることに向けるべきです。

 

 

 

 

 

むしろ

そうすることが真の意味での

「クライエントのことを想う」

誠実な態度だと思うから。

 

 

 

経験があるからといって

基本的な理論や技法を学ぶこともなしに

 

 

いきなりクライエントを

モルモットみたいに扱ってはならない

…ということなんですよね。

 

 

 

皆さんに

こういったことを、時々、

注意喚起しなければならないのは

 

 

安全にセラピー/カウンセリングを

受けることができるような体制が

未だに構築されていないという

 

 

現行の日本の制度に

不備や問題があるからであり

 

 

ひとりでも多くの人が安心して

セラピー/カウンセリングを受けられる

環境が整うよう

私たち専門家も努力を続けていきますが

 

 

制度が整うまでの間は

どうか「経験」だけではなく

適切な知識と技術を備えた

セラピストやカウンセラーを選ぶことを

皆さんも意識してください。

 

 

 

 

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