【vol.1368】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
今日も朝5時起きで
AEDP(加速化体験力動療法)の
オンラインウェビナーに参加しました。
今日のウェビナーのテーマは
自分が属している社会や
その社会の中にあるサブグループの
社会的、文化的、歴史的、政治的な要素が
どんな風に私たちの心や生き方に
影響を及ぼしているのか?
…ということについて。
それらについて
AEDPの理論や背景を絡めて
議論するというかなり複雑で
ハイレベルなウェビナーで
興味深く、面白いトピックでしたが
朝から頭をフル回転させていたので
3時間にわたるウェビナーが
終わるころにはグッタリでした💦
このウェビナーは
2月にスタートして7月までの開講で
毎回4〜5人のグループになって
その日のトピックについて
30分ほど話し合います。
今日の私のディスカッショングループは
4人のグループで
他の3名はアメリカからの参加。
でも
アメリカ生まれのアメリカ育ちは
たったひとりだけで
1人はプエルトリコ出身で、
もう1人はアルメニア生まれの
レバノンで育ちで10代の頃に
アメリカに移住してきた
…という
多様なバックグラウンドのメンバーが集う
グループでした。
今日のグループで
話題に上がったことのひとつに
それぞれの社会や文化において
「親」との関係性について
セラピーのセッションでどう扱うか?
というトピックがありました。
グループの他のメンバーと話していると
プエルトリコや中東系の国の家族観も
日本のそれに似ていて
親は絶対的な存在なので
悪く言ってはならないし
どんなことがあっても
敬わなければならない
という社会的な認識が
強く存在しているが故に
親との関係性で生じたネガティブな感情を
セッションで扱うことそのものが難しい
…という共通点があることがわかって
親子関係と
それにまつわる感情(特にネガティブな感情)
を扱う難しさは世界共通
だということを痛感した次第です。
セラピーやカウンセリングのセッションで
親に対して抱いているネガティブな感情を
プロセスするという作業は
単に親の悪口を吐き出して
親を悪者に仕立てることが
目的ではありません。
たとえ親であれ
自分が嫌だと感じることをされたり
言われたりしたときには
悲しみや痛み、怒りや寂しさ…という
ネガティブな感情が出てくるのは
人間として当然のことであり
社会や文化から与えられる
「親を敬うべき」という
プレッシャーに押し潰されて
自分の気持ち/感情まで
押し殺さなくてイイ!
…ということをセッションでは
セラピスト/カウンセラーと
一緒に確認していきます。
そうやって自身の気持ちや感情を
しっかりと見つめることができ
寄り添うことができてはじめて
親に対する
異なった見方や捉え方を
自然にできるようになる
という変化が起きるのは
よくあることで
そこから
親子の関係性が改善していったり
それに伴って
自分自身の在り方や生き方が
変わっていったりするものなんですよね。
ただ
社会に深く根づいている「家族観」や
「親は敬うべき」という道徳観は
社会的、文化的、歴史的、政治的な要因に
大きな影響を受けて
時代を超えて引き継がれてきているが故に
変えていくのは簡単ではないので
変化が現れる
ターニングポイントにたどり着くまでに
結構、時間がかかったりするのも
事実なんですけどね…💦
悩みや心の問題というものは
こんな風に色々な要素がレイヤーになって
重なり合って生じていることもあって
その解決というものは
なかなか一筋縄でいかないもので
多角的な視点をもっていないと
切り口を変えて対応することができず
簡単に行き詰まってしまいます。
ですから
こうやって客観的な新しい視点を
常に学び続けて
それをセッションに
積極的に取り入れていくことは
本当に大事だということを
ウェビナーを受けるたびに
痛感させられています。
悩みや心の問題の解消は
なかなか一筋縄ではいきませんが
ひとりでも多くの人が
一分でも一秒でも長く
心身ともに健やかに生きれるのを
サポートできるよう
学びを止めることなく
これからも精進してまいります!
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