全身で「いま、ここ」に居るということ ― 書道パフォーマンスから感じた生命力

何かを

「上手くやろう」とするよりも

ただその瞬間に全身で居ること。

 

 

 

【vol.2350】

 

 

 

こんにちは！
カウンセリングオフィス

プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

今日は、高校の後輩たちの

書道パフォーマンスを

高校の同級生と

一緒に観に行ってきました。

 

 

 

 

 

 

全身をつかって筆を運ぶ

躍動感溢れるダイナミックな

パフォーマンスでありながら

とても芸術的。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出来上がった作品の

素晴らしさはもちろんのこと、

 

 

個人的には

後輩たちが筆を運ぶ瞬間に

全身全霊を込めている姿に

心打たれました。

 

 

 

というのも、その姿から

並ならぬ生命力（vitality）を

感じたからです。

 

 

 

気づけば、ジンワリと

涙が湧き出てくるほど

感動していたんですよね。

 

 

 

なぜ、あそこまで

心を揺さぶられたのだろうと

帰り道に考えていました。

 

 

 

 

 

 

きっとそれは

彼女たちが「上手く書こう」と

していたからではなく

 

 

いまこの瞬間に

全身で居ようとしていたからだと

思うんです。

 

 

 

 

 

 

頭で考えて

周りの評価を気にして

失敗しないように…

 

 

そういう力みが前に出ているときは

あんな生命力は立ち上がってきません。

 

 

 

けれど今日の後輩たちは

筆を運ぶ一瞬一瞬に

迷いなくその場に立っていたんですよね。

 

 

 

だからこそ

観ているこちらの身体にも

ダイレクトに伝わってきたのだと

思いました。

 

 

 

何かを証明しようとしなくても

上手く見せようとしなくても

ただ、その瞬間に全身で居る。

 

 

 

それだけで、人はこんなにも

力強く、美しく在れるのだと

教えてもらった気がしました。

 

 

 

日々の生活のなかで

私たちはつい先のことを考えたり

周りの目を気にしたりして

 

 

「ちゃんとしなきゃ」と

「いま、ここ」に居ることを

置き去りにしてしまいがち。

 

 

 

でも「いま、ここ」に居る

という感覚を

もう少しだけ大切にできたら

 

 

それだけで

毎日はほんの少し違って

見えるのかもしれない。

そう思いました。

 

 

 

 

 

 

セラピーでも

here and now―「いま、ここ」が

重要だとされていますが

 

 

それは何かを考えたり

理解したりする以前に

全身でその瞬間に居るということ。

 

 

 

今日の後輩たちの

書道パフォーマンスは

まさにその重要性を

改めて実感させてもらった

貴重な時間でした。

 

 

 

心に響く

素敵な時間をありがとう！