頑張らなくても人間関係が変わるとき──セラピーで起きる変化

セラピーを続けている

クライエントの人間関係が

自然と変わっていくことがあります。

 

 

 

それは偶然でも

決してたまたまでもありません。

 

 

 

【vol.2344】

 

 

 

こんにちは！
カウンセリングオフィス

プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

セラピーを受けている

クライエントの人間関係が

変わってくるということは

よくあることだと思います。

 

 

 

素敵な恋人ができた…とか

友だちが変わった…とか

付き合い方が変わった…とか。

 

 

 

 

 

 

クライエント本人は

「なぜかわからないんですけど」

と不思議がっていますが

 

 

私は

「起こるべくして起きた変化」

だと思っているので

 

 

「全然、不思議じゃないし、

　むしろ、当然の変化だと

　思っていますよ〜」

 

 

と言うと

クライエントに

更に驚かれるということが

よくあります（笑）。

 

 

 

 

 

 

セラピーの中で

自分の感情に丁寧に触れて

それを「ダメなもの」とせず

 

 

そのまま受けとめられるように

なってくると

 

 

他人の感情に対しても

過剰に振り回されにくく

なってくるんですよね。

 

 

 

それは

自分の感情を「自分のもの」として

感じられるようになることで

 

 

相手の感情と自分の感情を

混同しなくなるから。

 

 

 

 

 

 

すると今度は

自分にとって何が心地よくて

何が心地悪いのか？

 

 

その感覚にも

気づけるようになってきます。

 

 

 

 

 

 

それまでは

「我慢すればいい」

「合わせるのが大人」

と思っていた関係性が

 

 

実は

ずっと身体に力が入っていたことや

無理をしていたことだったと

わかってくる。

 

 

 

 

 

 

そうした気づきを重ねていくうちに

心地よさを大切にすることを

自分に許せるようになり

 

 

人との距離感も少しずつ

自然に変わっていくんですよね。

 

 

 

無理をしてまで

付き合わなくていい関係には

少し距離を置けるようになりますし

 

 

そのことに

以前ほど罪悪感を感じなくなってくる。

 

 

 

これは

冷たくなったわけでも

人を切り捨てているわけでもなくて

 

 

「自分に無理をさせない」

という自分にやさしい選択が

自然にできるようになった、ということ。

 

 

 

 

 

 

だから私は

クライエントの人間関係が

変わっていくのを見ると

 

 

「ああ、ちゃんと

　自分自身と
　つながれてきているんだな」

 

 

と感じます。

 

 

 

自分を大切にできるようになると

人との関係も

ちゃんと“心地いい形”に整っていく。

 

 

 

それは

決して偶然ではなくて

 

 

セラピーの中で積み重ねてきた

ひとつひとつの体験が

 

 

ちゃんと

日常に滲み出ている結果でも

あるのです。

 

 

 

 

 

 

ありのままの自分で

いられるようになると

 

 

それを

「いいね」と思ってくれる人は

自然とそばに残り

 

 

そうではない人とは

無理をしなくても

距離ができていきます。

 

 

 

自分がありのままでいられるとき

…というのは

自分の本来の良さが

いちばん自然ににじみ出ているとき。

 

 

 

 

 

 

その“キラリ”とした部分を

良いと思ってくれる人は

 

 

表面的な役割や

無理してる姿ではなく

 

 

あなたの本質的な良さを

ちゃんと理解してくれています。

 

 

 

だからこそ

そうした人間関係は

肩に力を入れる必要がなくて

 

 

無理することがないから

「楽」に感じられるのです。

 

 

 

もし今、人間関係で

「なんだか、うまくいかないな…」

と感じているのであれば

 

 

それは

自分の感情や感覚を

後回しにしてきた分だけ

そうなっている可能性もあります。

 

 

 

セラピーは

ありのままの自分でいられる

土台を育てていく場所。

 

 

 

その土台が整ってくると

人との関係も

随分と楽になっていくことでしょう。