弱さを見せられる関係が、人を変えていく

人は、弱さや不完全さを

否定しなくなったときに

少しずつ変わっていくのかもしれません。

 

 

 

【vol.2341】

 

 

 

こんにちは！
カウンセリングオフィス

プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

今日は

オフィスのWebページ担当の方との

何気ない会話から

 

 

改めて「セラピーの本質」に

触れる時間がありました。

 

 

 

 

 

 

今日お話ししていたのは
Tai&Geeの日高さんという

Web担当の方。

 

 

 

（⬆︎日高さんのブログはこちら！）

 

 

 

実は日高さん、以前、

私が信頼しているセラピストをご紹介して
ご自身もセラピーを受けられた方なんです。

 

 

（私とは関係性が近かったので、
別の方を紹介しました。

 

 

あと日高さん自ら
「僕の話をブログで使ってくれて
構わないですからね〜」と
許可をいただいています）。

 

 

 

その体験がとても大きかったようで

 

 

「これは本当に
　みんなが受けた方がイイ！
　と思いました」

 

 

と、ハッキリと言葉にされていました。

 

 

 

 

 

 

この一言は

セラピストとしては

とても重みがありました。

（こういう人が増えて欲しい！）

 

 

 

 

 

 

そんな話をしていく中で
自然と話題は

「弱さ」と「不完全であること」へ。

 

 

 

セラピーでは
過去のネガティブな体験や
自分の中の弱さや不完全さと

丁寧に向き合っていきます。

 

 

 

そして時には
セラピスト自身も
“完璧ではない人間としての姿”を
関係性の中で見せていくことがあります。

 

 

 

 

 

 

それによってクライエントは

 

 

「ひとりじゃないんだ」
「弱さがあってもイイんだ」

 

 

と、身体レベルで

感じられるようになっていくんですよね。

 

 

 

その安心感の積み重ねの中で
人は少しずつ変わっていきます。

 

 

 

無理に前向きになろうとしなくても
自然と前に進めるようになっていくのです。

 

 

 

 

 

 

そんな話をしていたら
日高さんが

こんな言葉を教えてくれました。

 

 

 

黒川伊保子さんという

脳科学者の言葉だそうです。

 

 

 

「人は長所で振り向かれ、
　ギャップで惚れられ、
　欠点で愛され続ける」

 

 

 

この言葉を聞いた瞬間
私は「その通り！」と感じました。

 

 

 

 

 

 

これは恋愛だけでなく
人と人との関係
そして、セラピーの関係性にも
そのまま当てはまる言葉だと思います。

 

 

 

 

 

 

私たちはつい

 

 

「弱さを見せたらダメ」
「ちゃんとしていなければ」

 

 

と思ってしまいがちですよね。

 

 

 

でも実際には
弱さを隠し続けることの方が
人を孤立させてしまうこともあります。

 

 

 

 

 

 

セラピーは
決してポジティブになるための

訓練ではありません。

 

 

 

弱さやネガティブな感情、

不完全な自分を

なかったことにする場所でもありません。

 

 

 

それらを安全な関係の中で
しっかりと向き合って、感じて、

そして、プロセスしていく。

 

 

 

その結果として
人は自然と前に向かう力を

取り戻していくのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「欠点があっても、愛され続ける」

 

 

 

それは特別な才能がある人に

限った話ではなく

誰にとっても必要な体験だと思いますが

 

 

欠点や弱さを

安心して曝け出せる場所を
私たちは意外と持っていないもの。

 

 

 

セラピーはそうした体験を

安全な関係の中で重ねていく場所であり

変容の土台をつくっていく時間です。