衝動的な行動や強い感情反応は
「変えられないもの」だと思われがち。
でも、本当にそうでしょうか。
【vol.2337】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
前回の記事では、
Netflix『ラヴ上等』のワンシーンを通して
一見「問題行動」に見える反応の背景には
トラウマの影響や
生き延びるために身につけてきた戦略が
隠れていることがあるという話をしました。
では、
こういった反応を
どんな風に変化させていくことが
セラピーでは可能なのでしょうか?
衝動的な行動が起きたとき
つい私たちは
「落ち着いて」
「冷静になって」
と言いたくなりますよね。

でも
強い反応が出ているときというのは
その人の身体がすでに
「危険だ!」という警戒モードに
入ってしまっている状態です。
そんなときに必要なのは
「今ここは安全だ」
という感覚を取り戻すこと。
自分の感情や経験を
批判せず受けめてくれる人と
時間を過ごしたり
地に足がついた感覚に意識を向けて
「今、ここにいる」と意識する
グラウンディングという
アプローチなどを通して

心と身体の両面から
安全感を取り戻すように
働きかけていきます。
衝動的な行動を
単に「問題」として扱ってしまうと
その人はまたひとりで
耐えるしかなくなってしまいます。
けれど見方を変えると
その反応は
これまでの人生の中で
その人を守ってきた
意味のある反応だった可能性が
あるんですよね。
先に強く出る。
相手を遠ざける。
傷つく前に攻撃する。
それは弱さではなく
そうせざるを得なかった
背景があったということであり
まずはそれを理解することも
大切なポイントになります。
また
安心できる関係の中ではじめて
反応の奥にある感情が
少しずつ顔を出してきます。

怒りの奥にある怖さ。
悲しみ。
誰にも助けてもらえなかった孤独感。
大切なのは
それらにひとりで向き合わせないこと。
誰かと一緒に
「何が起きていたのか」を
ゆっくり振り返ることで
身体は少しずつ別の反応を
選べるようになっていきます。
こうした関わりの中で起きる変化は
決して「我慢できるようになる」こと
ではありません。
安心できる経験が重なっていくことで
その反応が
出動しなくてもよくなるんですよね。
結果として
衝動は自然と緩和されていく。
そんな変化の仕方です。
一見すると
「問題行動」にしか見えない反応も
その奥には
必死に生き延びてきた
その人なりの物語があるものです。

関わり方が変わると
見えてくるものも少しずつ
変わっていくものですが
このプロセスは魔法のように
一瞬で起きるものではありません。
けれど
ひとつひとつ
丁寧にたどっていくことで
変化は着実に起きていきます。
それをひとりで
頑張る必要もありません。
もし
「ひとりでは難しいかもしれない」
そう感じているなら

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