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なぜ私たちは走り続けてしまうのか──痛みの回避としての「仕事依存」を読み解く

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止まることが怖い。

弱さを見せられない。

 

 

 

そんな生き方の裏側には
ひとりでは抱えきれない

“本音の痛み”があるものです。

 

 

 

【vol.2331】

 

 

 

こんにちは!
カウンセリングオフィス

プログレスむかいゆかです。

 

 

 

今日は久しぶりのNetflixネタ(笑)。

 

 

 

その昔、インテリアコーディネーター

という仕事にも興味を持っていたので

実は、不動産系の

リアリティ番組を観るのが好きです。

 

 

 

『セリング・サンセット』

『セリング・オレンジカウンティ』

『セリング・タンパ』

『不動産ファミリー

〜高級物件はお任せあれ!〜』

 

 

…といったあたりの番組で取り上げられる

ゴージャスな家々を観るのが

私の密かなる癒しだったりします。

 

 

 

 

 

 

そんな不動産系のリアリティ番組で

最近、Netflixでシーズン2が配信となった

『マンハッタンの不動産王』も

とても大好きな番組で

 

 

台湾から戻ってきたこの2〜3日で

一気に観てしまいました。

 

 

 

 

 

 

今日の朝、支度をしながら、

新しいシーズンの最後のエピソードである

エピソード8を観たのですが

とても良いことが取り上げられていました。

 

 

 

マンハッタンで高級物件を扱う

不動産会社のCEOライアンは

上昇志向が高く

とにかく上を目指して働きづめの毎日。

 

 

 

そんな彼が

自分の部下であるジョーダンを前にして

自分の辛さや葛藤を

涙ながらに吐露するシーンがあります。

 

 

 

 

 

 

扱っている物件というのが

何十億という高額であること

 

 

そしてマンハッタンという

非常に競争が激しい土地で

突然契約が切られることもあること

 

 

社員員のマネジメントにも

苦慮していること

 

 

そして

そういった仕事の忙しさのあまりに

家族と一緒に過ごせる時間が

ほとんどないということ。

 

 

 

日々、

そういった問題やストレスの中で

とてつもない大きなプレッシャーを抱えながら

ライアンは生きているんですが

 

 

部下のジョーダンに向かって

こう言い放ちます。

 

 

 

「あまりにもプレッシャーが多いから—

 時々抱えきれないと感じる。

 でも、常にエンジン全開でいないと。

 僕はCEOだし、会社の顔だからね。

 皆の期待に背けるとでも思う?」

 

 

 

でも

本当は仕事のことなんか気にしないで

娘を学校に送り届けたい…と

 

 

部下のジョーダンに

涙ながらに打ち明ける彼に対して

ジョーダンはこう語りかけて

ライアンの涙を受けとめます。

 

 

 

「立ち止まれない生き方」の影で
起きていること

 

 

 

「人間らしい感情を持って

 それらを感じてもイイんだよ。

 あなたは
 ずっと突っ走ってきたんだから。
立ち止まるときがきたんじゃない?」

 

 

 

でも、ライアンはこう言い返します。

 

 

 

「立ち止まってる暇なんてないんだ。

 今がチャンスなんだ!

 僕が休まない限り、会社は成長する」

 

 

 

そう言ったライアンに

ジョーダンは鋭い指摘をするんですよね。

 

 

 

「それは、依存症ぽいよ」

 

 

 

 

 

 

触れたくない痛みを避けるための
“走り続ける生き方”

 

 

 

ジョーダン自身、

アルコール依存だったんですよね。

 

 

 

自分の弱さや辛さ、葛藤を

人に知られないようにするために

あらゆる手段をつかって隠そうとする。

 

 

 

その手段が人によっては

アルコールだったり

仕事だったりする…ということ。

 

 

 

アルコールよりは仕事の方が

社会的には

受け入れられやすいということもあって

仕事に依存している人は多いと思います。

 

 

 

特に、我が国、日本では…。

 

 

 

ジョーダンが指摘しているように

こういうあり方というのは

「サステイナブルじゃない」

つまり、持続可能じゃないんですよね。

 

 

 

本質的な痛みに向き合うとき
セラピーが支えになる理由

 

 

 

こうした

“走り続けることで自分を保つ生き方”は

短期的には成果につながるかもしれません。

 

 

 

でも、ジョーダンの言葉にもあったように

本質的には“サステイナブル”ではありません。

 

 

 

その裏側には

休むことへの不安や

弱さを見せたら終わってしまうのでは?

…という恐れが

隠れていることが多いからです。

 

 

 

セラピーでは

そうした本音を安全に扱いながら

 

 

ずっと押し込めてきた気持ちを

やさしくほどいていく

プロセスを大切にしています。

 

 

 

「立ち止まっても大丈夫だった」

「弱さを見せても関係は壊れなかった」

 

 

 

そんな新しい体験を積み重ねていくことで

これまでの

“頑張りで乗り切るしかなかった生き方”から

 

 

少しずつ、もっと楽に、

もっと自分らしく生きられるほうへ

シフトしていくことができるようになるのです。

 

 

 

もし、ライアンのように

抱えているものの重さに

気づき始めている自分がいるなら—

それは、助けを求めるタイミング。

 

 

 

 

 

 

ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。

 

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