
「頑張らなきゃ!」と思うあまり
休むことを忘れていませんか?
実は“緩む瞬間”こそが
次の集中を可能にしてくれるのです。
【vol.2247】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
今日はパソコンに向かって
AEDPの認定に向けたセッション逐語録の
Microanalysis(詳細分析)に没頭していました。
介入のひとつひとつを分類して
クライエントの体験の移ろいを追う作業は
とても細やかで神経を使います。
気づけば
何時間も画面とにらめっこして
肩や首が固まり
呼吸も浅くなっていました。
そんなとき思い出したのが
Somatic Experience®︎(以下SE™)の
講師の夫妻が語っていた言葉です。
「集中しているとき、人は視野が狭くなる。
それが長時間続くのは人間本来のあり方ではない。
だから、時折休んで遠くを眺めることが大切です。」
ちょうど一区切りついたとき、
ふと窓の外に目をやると、
遠くに手稲山が見えました。
その瞬間、
張りつめていた身体が
ふっと緩むのを感じたんですよね。
深い呼吸が自然と戻り
全身が「ほっ」と解放される感覚—。
これこそまさに
SE™でいうところのPendulation
(緊張と緩みの往復)だと思いました。
振り子のように
集中と解放を行き来することが
神経系にとっては健全なリズム。
意識的に頑張って休もうとしなくても
自然が与えてくれる景色が
回復のきっかけになってくれることがあります。
夕方にあったパーソナルトレーニングでは
トレーナーの方が病み上がりを考慮して
いつものような
ハードなインナーマッスルの
トレーニングではなく
「身体を緩ませること」を中心とした
エクササイズにしてくれました。
じっくりと筋肉をゆるめ
呼吸を整える時間は
頭での緊張と緩みの往復を
今度は身体から
体感するひとときになりました。
一日の中で
集中と緩みを繰り返すこと。
それが人間本来のリズムであり
心身の健康を支える大切な動きです。
仕事や学びに熱中すると
つい「頑張り続けなければ」と
思いがちですが
実はその合間に訪れる
“ホッとする瞬間”こそが
次の集中を可能にしてくれます。
もし今、
息が詰まるような時間を過ごしているなら
顔を上げて
遠くの景色に眺めてみてください。
きっと心と体が少しずつ整っていくはずです。
ただ、ときには
一人ではそのリズムを取り戻すのが
難しいこともあります。
そんなときは—
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