
「強すぎる愛の言葉」は一見ロマンチックでも
知らないうちに相手を縛る力に
変わってしまうことがあります。
【vol.2236】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
今日の朝、こんなポストを目にしました。
ロマンチックさは綺麗なものとされがちだが、実際にはほとんど支配欲とセットになっている。…
— かぽ (@kapo2392) September 2, 2025
読んでいて「本当にそうだなぁ」と頷かされました。
漫画やドラマ、小説では
よくこんなセリフを耳にします。
「君がいないと生きていけない」
「結婚してくれないなら、死ぬ!」
「君がいない人生なんて、死んだ方がマシだ!」
物語の中では
クライマックスを盛り上げる
“究極の愛の証”として描かれ
観ている私たちも
「そこまで想ってもらえるなんて!」と
胸を打たれることがあります。
けれど
現実で誰かにそう言われたとしたら
どうでしょうか?
「死」という言葉は
とても強い力を持っています。
だからこそ
それを持ち出されると逃げられなくなり
自分の自由な選択肢が奪われてしまいます。
一見すると
情熱的な愛の表現に見えても
実際には相手を縛りつけ
支配する力として働くことがあります。
そこにあるのは
“愛”ではなく“不安”や“依存”。
そしてその構造に巻き込まれた人は
「断ったら本当に死んでしまうのでは?」
と恐怖を感じて
身動きが取れなくなってしまいます。
実際、セラピーという場面でも
「強すぎる愛の言葉」に縛られて苦しむ人は
決して少なくありません。
最初は「愛されている」と感じていた言葉が
だんだん重くなり
やがては自分の自由を奪う枷のように
働いてしまうのです。
健全な関係性とは
相手の「受け取らない自由」や
「選ばない自由」を尊重できるものです。
「君を幸せにしてあげる」という言葉でさえ
押しつけになれば相手の自由を奪います。
幸せは自分で決めるものであり
誰かに委ねるものではありません。
ですから
人との関係の中でふと違和感を覚えたなら
それは自分を守るための大切なサインです。
その感覚を無視せずに
是非、大切にしてあげてください。
とは言え
そのサインをどう扱えばいいのかを
ひとりで考えていると
不安や混乱が強まってしまうことも…。
そんなときは
安心できるセラピーという場で
私と一緒に心を整理してみませんか?
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