
朝ドラ『あんぱん』の主人公
嵩の母・登美子の言葉が
知覧特攻平和会館で見た遺書と重なって
深く胸に残りました。
【vol.2147】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
旅先の鹿児島にいますが
今朝もいつものように
NHKの朝ドラ『あんぱん』を観て
このシーンを観て
朝から涙、涙、涙…。
🏃♀️#きょうのあんぱん🖌
嵩の出征当日。
そこには、いるはずのない登美子の姿が…「逃げ回っていいから。卑きょうだと思われてもいい。何をしてもいいから…生きて、生きて帰ってきなさい!」#北村匠海 #松嶋菜々子#朝ドラあんぱん 見逃し配信中📱https://t.co/pNI6JKR4O0 pic.twitter.com/7QZD3SQCjF
— 朝ドラ「あんぱん」公式 (@asadora_nhk) June 5, 2025
周りにどう思われようとも
「生きて帰る」ことの大切さを叫ぶ
嵩の母・登美子。
子どもたちのことを省みることなく
自由奔放に生きてきた登美子のことを
これまで私は
どこか距離を感じながらみていましたが
このシーンでは
登美子の言葉がストレートに伝わってきて
涙をこぼさずにはいられませんでした。
そんなシーンを目の当たりにした後に
今日は、南九州市にある
知覧特攻平和会館を訪れました。
展示されていたのは
若くして命を絶たれた特攻隊員たちの遺影と
最期に家族へ宛てて書かれた
「遺書」の手紙の数々。
どの手紙にも共通していたのは
自分よりも「家族」や「国」のことを思う
気持ちでした。
「お母さん、長い間ありがとうございました」
「お国のために笑顔で逝きます」
そんな遺書の数々を目の当たりにして
それらを読めば読むほど
胸が締めつけられました。
“死ぬこと”が
自分以外の誰かの手に委ねられていて
誰もが心のどこかで
「生きていたい」と願っていても
その願いや気持ちを
言葉にすることすら許されなかった時代に
「卑怯だと思われてもいい。
生きて帰ってきなさい」
という登美子の言葉は
声にできなかった
無数の「生きたい」という若者たちの
願いを代弁しているように感じたから。
セラピーの場でも
「こんなことは言ってはならない」
「こんなふうに感じてはいけない」…と
自分の気持ちを押し込めて生きてきた人に
たくさん出会います。
でも、本来は
「生きたい」と願うことに
言い訳も遠慮もいりませんし
自分の命は
「自分のために使っていい」んですよね。
もし、今、あなたが
「こんな気持ち持っちゃいけない」
「生きているだけで迷惑をかけてしまっている」
そんなふうに思い込んでいるのなら…
どうか、その思いを
ひとりで抱え込まないでください。
あなたの命は、あなたのもの。
自分のために生きてイイ。
そのことを、少しずつでも
思い出していけるように…
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