
自分では“当たり前”と思っていたことが、
実は深い選択や努力の結果だった――
そんな気づきは
セラピーを通して見えてくることがあります。
【vol.2146】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
今日から旅に出ています。
まず、向かったのは福岡。
今日、新千歳空港を飛び立ったときは
このとおりドヨーンとした曇り空で
肌寒かったのですが
(黄色いところは安平町の菜の花畑かな?)
道中の天気はとても良くて
佐渡島を見ることができたり
能登半島を見ることができたり
若狭湾も綺麗に見ることができました。
大満足な2時間半のフライトの経て
快晴の福岡に到着。
博多駅から
北海道民には馴染みのない新幹線に
無駄にドキドキしながら乗って
向かった最終目的地は…
コチラでした!
はい、鹿児島です!
札幌の自宅を出てから
鹿児島中央駅に到着するまで
実に8時間(苦笑)!
日本は小さい島国とは言えども
北の北海道から
九州最南端の鹿児島への移動は
まあまあ大変ですね。遠いです。
今週のはじめに
スーパーヴィジョンがあって
鹿児島に行くことを
スーパーヴァイザーのBenに話しました。
初めての鹿児島訪問ということもあって
明日は丸1日観光に当てようと思っていますが
実は土曜日と日曜日は
「フォーカシング(Focusing)」という
アメリカの哲学者・心理学者
ユージン・ジェンドリンによって開発された
体験を通して
内的な気づきを深めるためプロセスの
ワークショップに参加するために
鹿児島に来たんですよね。
しかも、講師の先生が
ジェンドリンの直弟子の
池見陽先生なのです。
わざわざ鹿児島まで来たのは
そんな滅多にないチャンスを
逃すわけにいかないと思ったから!
そんなこともBenに伝えたら
こんなことを言われました。
You are so committed!
You came to NY to learn AEDP,
and now you are traveling quite far
just to learn Focusing!
本当に熱心だね!
AEDP®︎を学ぶためにNYにきて
今度はフォーカシングを学ぶために
そんなに遠くまで旅するだなんて!
そう言われたとき
ちょっと驚いたんですよね。
というのも
私はただ
「学びたい」という気持ちに従って
動いてきただけだから。
無理をしているつもりも
頑張っている自覚もなかったのに
人から見ると
“コミットしている人”に
映るんだと思って…。
これって
セラピーの現場でも
よくあることだったりします。
クライエントが
「大したことじゃないですよ」
と言うことも
よくよく聴いてみると
私からすると
ものすごい勇気だと
感じることがあるんですよね。
本人は
ただ生きるためにやってきただけ…
と思っていることでも
そこには
たくさんの選択と努力と
「諦めなかった」という事実があり
自分には
当たり前すぎて気づけないけれど
他者の目には
ちゃんと意味がある行動として
映っていたりするものなのです。
「自分には大したことはない」
と思っていたことが
実は
深い意味や力を持っていたと
気づくことは
セラピーのなかで起こる
静かだけれども
とても大切な変化です。
自分には見えなかった
「がんばり」や「選択の重み」が
誰かとの関わり合いの中で
浮かび上がってくる。
そしてそれを
しっかりと受け取ることができたとき
それが自分のレジリエンスとして
しっかりと自身の中に根づいていきます。
でも、そういった気づきは
ひとりではなかなか
見つけづらいものでもあります。
だからこそ…
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