メンタルヘルスの偏見を越えて——木村洋二さんの自己開示が示すもの

【vol.2052】

 

 

こんにちは！

カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

実はオフィスでの仕事に他に

大学病院勤務時代の20年近く前から

 

 

地元のテレビ局のひとつである

札幌テレビ放送（STV）で

 

 

社員の皆さんのメンタルヘルス相談や

社員研修なんかを

請け負わせていただいています。

 

 

 

 

 

今朝、

そのSTVの保健師さんから

ご連絡をいただいて

 

 

看板番組の『どさんこワイド179』や

俳優大泉洋さんとの共演で人気があった

『1×8いこうよ!』に出演していた

 

 

STVの顔とも言える看板アナウンサーの

木村洋二さんが

自身がパーソナリティを務める

系列会社のSTVラジオの番組で

 

 

私が取材を受けた

北海道新聞の記事を

取り上げてくれたことを知りました。

 

 

 

 

その内容については

下記のリンクから飛んでもらえたら

radikoで聴くことが可能で

 

 

冒頭から10分くらいまでのところで

木村さんが新聞記事の内容や

私のことについて話をしてくれています。

 

 

 

 

 

この『どさんこワイド』という番組は

確か、私が中学生の頃に始まった

 

 

平日の夕方に

毎日放送されるローカル番組で

（今も放送されています！）

 

 

この番組のメインキャスターのひとりが

木村洋二さんだったんですよね。

 

 

 

毎日のように

テレビで見かける木村さんのことを

北海道民の間で知らない人はいないほど

とても有名な方でした。

 

 

 

そんな木村さんが体調不良に陥って

長らくお仕事を離れていた時期があったことを

記憶している方も多いかと思いますが

 

 

 

 

先ほどご紹介したラジオの番組で

自らお話ししてくださったように

 

 

復職をしてしばらくの間は

カウンセリングを通して

 

 

私が木村さんのサポートに

入らせていただいていたんですよね。

 

 

 

年々メンタルヘルスに対する理解は

少しずつ深まっているとは言えども

未だに社会からの偏見は根深いため

 

 

「セラピー／カウンセリングを

　受けている／受けたことがある」

 

 

…という自己開示をする人は本当に稀！

 

 

 

ですから

これほど地元では有名な木村さん自らが

 

 

「カウンセリングを受けていたんです！」

 

 

と公共の電波を通して打ち明けたことに

正直驚いてしまいましたが

 

 

それと同時に

カウンセリングを

受けていたことだけでなく

 

 

そのプロセスの中で感じたことを

率直に自己開示してくれたことによって

 

 

セラピー／カウンセリングが

苦しさや辛さを抜け出すための

希望の光となり得ることを

多くの人に伝えてもらえたように感じられて

 

 

脆く、しかも繊細な

ご自身の非常にパーソナルな体験を

多くの人にシェアしてくれた

 

 

木村さんの勇気と寛大な心に

深く感謝しています。

 

 

 

 

 

私たちが生きる社会では

メンタルヘルスの不調を語ることについては

まだまだ多くの人が抵抗を抱いていますが

 

 

公の場で

自身のカウンセリングの経験を

オープンにしてくださった木村さんの姿勢は

 

 

多くの人にとって

希望をもたらしてくれることでしょう。

 

 

 

誰しもが必要とする心のケア。

 

 

 

そんな心のケアを受けることは

決して特別なことではなく

より健やかに生きるための

大切なステップです。

 

 

 

そんな考えが

当たり前に受け入れられる

社会へと変わっていくために

 

 

私もこの仕事を通じて

メンタルヘルスの大切さを伝えながら

 

 

一人ひとりが安心して

自分らしく生きれる環境をつくれるよう

引き続き尽力していきたいと思います。