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セラピー/カウンセリングにおけるご法度

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【vol.1985】

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

数日前から

こんな本を読み始めました。

⬇︎⬇︎⬇︎

 

 

 

 

 

数年前に出版された当時

デビュー作にして

一気にニューヨークタイムズの

ベストセラーリストのトップに躍り出た!

という話題の作品でした。

 

 

 

サイコセラピスト

(Psychotherapist)とは

まさに私の職業を英語にしたもの!

 

 

 

ですから

この本の存在を知ったとき

 

 

「これは必ず読まねば!」という気持ちに

かきたてられて今に至っています。

(↑職業病?)

 

 

 

まだ

読みはじめたばかりですが

惹きつけられるものもたくさんあって

先に進めるのがとても楽しみな一冊です。

 

 

 

『サイコセラピスト』は小説、

つまりはフィクションで

つくり話なんですよね。

 

 

 

かつ

ミステリー小説ということもあって

まあまあドラマチックに

描かれているところもあります。

 

 

 

ドラマチックと言えば

聞こえがイイかも知れませんが

 

 

悪く言ってしまえば

職業的にツッコミどころが

まあまあ、あるんです(苦笑)。

 

 

 

 

 

夫を射殺して以来一切口を閉ざして

北ロンドンにある司法精神病院に

収容されているアリシアという女性に対して

 

 

興味を抱いた男性心理療法士

(サイコセラピスト)のセオが

 

 

彼女の心を開くことで

事件の真相を解明しようと試みる

 

 

…というのが

大雑把なストーリー展開なのですが

 

 

最初から

サイコセラピストとしては

かなりの御法度を

セオはしでかしちゃいます。

 

 

 

しかも、セオ自身、

これは「ダメなことだ!」

という自覚はあったのに

それでもしちゃったという…。

 

 

 

何をしたか?というと

アリシアの心を開くための一環として

 

 

若くして母を亡くした

アリシアの面倒を見ていたという

アリシアの母方の伯母と

 

 

アリシアに射殺された夫の兄であり

アリシアの弁護士に

 

 

アリシアの了承もなく

勝手にコンタクトを

取っちゃうんですよね。

 

 

 

 

 

彼女が抱えている

心の問題を解決するため…という

大義名分のもとに

 

 

サイコセラピストのセオ自身は

「よかれ」と思って

やっていることかも知れませんが

 

 

これって

プライバシーの侵害に過ぎないですし

 

 

セラピスト(治療者)という

権威的な立場を利用して

クライエントの権利(人権)を無視した

越権行為であるとも言えます。

 

 

 

そういった意味で

サイコセラピストとしては

「アウト」な行動なんですよね。

 

 

 

 

 

でも

そんなことを知らなかったら

 

 

「◯◯さんのことでお話を伺いたいのですが…」

 

 

…とセラピスト(治療者)から

連絡をもらったら

良かれと思って話してしまいそうですが

 

 

分別と倫理観があるセラピストなら

決してそのような不躾なことはしないので

 

 

セラピストから連絡があったからと言って

その質問に応じる必要は全くありませんし

 

 

むしろ

質問に応じない方が賢明かと思います。

 

 

 

逆も然りで、時々、

 

 

 

そちらに通っている
◯◯の家族ですけど

どんな感じか
話を聞かせて欲しいんですよね

 

 

というお問合せを

いただくことがありますが

 

 

そもそも

その人が◯◯さんの家族であることは

電話にせよメールにせよ証明できない

ということに加えて

 

 

たとえ家族であることが

証明されたとしても

 

 

守秘義務がある以上

本人の同意をなくしては

私からベラベラと話すことはありません。

 

 

 

ちゃんとした倫理観を持っている

サイコセラピストは

こういうことは

当然の如く理解していますが

 

 

「クライエントため」という

大義名分のもとに

 

 

本人の了解なしに

周辺の人たちにコンタクトをとったり

 

 

本人が知らないところで

周りの人たちからのコンタクトに

勝手に応じるようなセラピストも

世の中にはいるので

 

 

ご自身の安全のためにも

そういったことが判明したときには

セラピストから離れることを

検討してみてもイイのでは?と思います。

 

 

 

あまり知られていない

セラピー/カウンセリングにおける

ご法度について

知っていただけたら幸いです。

 

 

 

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