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あえて話を遮ることがある理由

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【vol.1916】

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

世の中では

セラピー/カウンセリング=「傾聴」

というイメージが先行しているせいか

 

 

セラピー/カウンセリングでは

相談者が困りごとや心配事などを話して

 

 

セラピスト/カウンセラーは

とにかく話を聴くというイメージを

持たれている方が一定数いらっしゃいます。

 

 

 

 

 

「傾聴」は

セラピー/カウンセリングにおいて

欠かすことのないエッセンスではありますが

 

 

クライエントの話を遮らずに

話を聴き続けるということが

「傾聴」の本来の意味ではないので

誤解されているところもあるのでしょう。

 

 

 

ひたすら

クライエントの話に耳を傾ける

というスタイルを貫いている

セラピスト/カウンセラーも実際にいます。

 

 

 

それは

セラピー/カウンセリングへの

アプローチの仕方の違いや

「傾聴」に対する考え方の違いなので

 

 

私のやり方が正しいとは

思ってはいませんが

 

 

私自身はクライエントの話を

時々「意図的に」遮ることがあります。

 

 

 

 

 

ポイントは

「意図的に」というところ。

 

 

 

むやみやたらに

話を遮っているのではなく

ちゃんとした意図があります。

 

 

 

話をしながら

クライエントの感情が

徐々に高まってきているのが

感じられたとき

 

 

それはどのような感情なのか?

ということに

クライエント自身が目を向けて

その感情に気づき

 

 

感情に触れて

さらにその感情体験を深めていくことが

感情を癒すためには必要になります。

 

 

 

ですから

何かしらターゲットとなるような

感情が出てきているような兆候を察知したら

 

 

それはまさに

変化(シフト)が起きている

瞬間でもあるので

 

 

 

 

「ごめんなさい、

 お話をちょっとだけ

 止めてもらってもイイですか?

 今、その話をしながら

 どんな感情や気持ち、感覚が

 出てきているでしょうか?」

 

 

と感情や身体感覚に

フォーカスを当てていくために

話を遮ることがあるんですよね。

 

 

 

というのも

キリがいいところで止めようと

クライエントの話が終わるのを

待っていると

 

 

その間に

出てきた感情や気持ち、感覚は

時間とともにしぼんでいって

 

 

キリがいいところで尋ねてみても

消えてしまって思い出せないことが

多かったりするから。

 

 

 

タイミングを逸してしまうと

癒しにつながる感情を深める

チャンスまでもを逃してしまうので

 

 

場合によっては

話を遮ることが出てくるのです。

 

 

 

 

 

とは言えども

何も知らされないで突然話を遮られたら

誰だって気分を害されるのは当然なので

 

 

セラピー/カウンセリングの

導入期に

 

 

✔︎ 話を遮るときがあること

 

✔︎ それは深めるべき/見ていきたい

  大事な感情が出てきている

  逃すことができない瞬間であること

 

✔︎ 途中になった話はひと段落ついたら

  戻ってきて続けることも可能であること

 

 

…など

その意図は

あらかじめ説明するようにしています。

 

 

 

話を遮るのは

その話の内容に興味がないからではなく

 

 

話をしながら

重要な内面の変化(シフト)が起きていて

それに注目していくことで

変容を促進させていきたいから。

 

 

 

もしかすると

これは既存の

セラピー/カウンセリングに対する

イメージとは異なるものかもしれませんが

 

 

ひたすら話を聴くだけが

セラピー/カウンセリングではないのです、

少なくとも私の場合は…。

 

 

 

そういうアプローチもある

…ということを

念頭において探してみると

 

 

自身のニーズにフィットした

セラピスト/カウンセラーが

見つかるかもしれません。

 

 

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