心理療法やカウンセリングを避けるワケ

【vol.990】

 

 

 

 

こんにちは！

 

カウンセリングオフィス

プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

私が

札幌医大附属病院の

神経精神科で

働きはじめたのが

ちょうど20年前のこと。

 

（↑自分で書いていて

　ちょっとビックリ…）

 

 

 

その当時と比べて

心理療法や

カウンセリングは

だいぶ市民権を得た

と思いますが

 

 

 

まだまだ

ハードルは高い！

と感じている人は

大勢います。

 

 

 

 

 

 

先日も

経営者会の集まりで

お会いした方に

 

 

 

「僕もカウンセリング

受けたいな〜

行っても

イイですか？」

 

 

 

と言われましたが、

 

 

 

こう言ってる人が

来たためしは

一度もない‼️

という…。

 

（まあ、社交辞令というのも

　あるでしょうが…）

 

 

 

「私のセラピスト、

とても腕がイイから

紹介するわよ〜！」

 

 

 

というような会話が

日常的にされる

欧米諸国と

比較すると

 

 

 

日本は

何歩も遅れを

とっているのが

悲しい現実です。

 

 

 

誰しもが

 

 

 

「より良く／

　充実して生きたい」

 

「成長したい」

 

「幸せになりたい」

 

「心穏やかに過ごしたい」

 

 

 

と願っている

ということについては

異論はないと思います。

 

 

 

心理療法や

カウンセリングは

 

 

 

そういった

願いや欲求を

実現させる

 

 

 

有効な

手段のひとつ

であるにも

かかわらず

 

 

 

積極的に

活用しようとする人が

少ないことに

 

 

 

個人的には

一抹の寂しさを

感じずには

いられませんが、

 

 

 

心理療法や

カウンセリングのことを

よく知らない人たちが

 

 

 

心の専門家に

相談に行くのに

抵抗感を示すのも

 

 

 

「わからなくもない」

 

 

 

というのが

率直な感想です。

 

 

 

というのも

多くの人には

 

 

 

感情に

直面すると

恐ろしいことが

起きる

 

 

 

と思い込んでいる

節があるから。

 

 

 

 

 

 

特に

怒りや悲しみ、

寂しさや罪悪感

といった

 

 

いわゆる

“ネガティブな感情”

を感じることは

誰にとっても

辛いことなので

 

 

 

それらの感情を

感じないように

することは

 

 

 

私たちの

自己防衛の

メカニズムとして

 

 

 

本能的に

備わって

いるものです。

 

 

 

 

 

 

ただ

そうやって感情を

シャットアウト

することは

 

 

 

短期的には

効果があったとしても

 

 

 

長期的には

有害でしか

ありません‼️

 

 

 

例えば

シャットアウトされて

感じられなかった

怒りが蓄積されて

 

 

 

それが

何かの拍子で

爆発したとき

 

 

 

それは

自分だけでなく

他人をも傷つけて

 

 

 

人間関係を

悪化させる原因とも

なり得ます。

 

 

 

 

 

 

また

私たち人間は

 

 

 

“ネガティブな感情だけ”

をシャットアウトする

ということは不可能で

 

 

 

“ネガティブな感情”を

シャットアウト

したときには

 

 

 

喜びや達成感などの

“ポジティブな感情”も

同時にシャットアウト

されてしまいます。

 

 

 

 

 

 

「何のために

生きているか

わからない」

 

 

 

と感じるのは

そういうことが

背景にある

ワケです。

 

 

 

加えて

無意識とは

言えども

 

 

 

感情を

押し殺すためには

多大なエネルギーが

注がれていて

 

 

 

そういったことに

過剰なエネルギーが

注がれている以上

 

 

 

他のことに

回すことができる

エネルギーが

枯渇してしまい

 

 

 

知らないうちに

うつ状態に

陥ってしまう

 

 

 

ということを

知らない人が

多いのも事実です。

 

 

 

感情に

直面すると

恐ろしいことが

起きる

 

 

 

という

イメージだけで

それを避けている人は

少なくありませんが、

 

 

 

むしろ

感情に直面するのを

回避し続けることが

 

 

 

幸せに

なることを

遠ざけている

一番の原因

 

 

 

だったり

するんですよね。

 

 

 

力量がある

心の専門家は

向き合う準備が

整っていない感情に

 

 

 

決して

無理矢理

直面させようとは

しません‼️

 

 

 

むしろ

その人の許容範囲や

進むペースを

絶妙に見極めながら

 

 

 

少しずつ少しずつ

避けていた感情に

向き合うことが

できるよう

サポートしていきます。

 

 

 

感情と

向き合うことは

 

 

 

決して

恐いことでは

ありません。

 

 

 

ちゃんと

自分自身の感情に

素直になって

 

 

 

それらを

率直に表出して

みたとき

 

 

 

今までには

感じたことが

なかった

 

 

 

安堵感や解放感

といったような

ポジティブな体験を

することが

できるでしょう。

 

 

 

実は

そのポジティブな

体験こそが

 

 

 

より良く

充実した人生や

自己成長、

 

 

幸せや

心の平穏への

第一歩

 

 

 

なのです‼️

 

 

 

ひとりで

ネガティブな感情に

直面するのは恐い‼️

 

 

 

…と感じるかも

知れませんが

 

 

 

臨床歴20年の

ベテランの

心の専門家が

 

 

 

しっかりと

ナビゲートさせて

いただきます。