自己肯定感を高めて人生を前向きに!
最先端の心理療法であなたをサポート

「男らしさ」が有害になるとき

感情を扱う

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【vol.1072】

 

こんにちは!

 

カウンセリングオフィス

プログレスむかいゆかです。

 

 

 

東京にいる

ラン仲間が

Facebookで

紹介してくれていた

コチラの本

⬇︎⬇︎⬇︎

 

 

 

 

 

本自体は

随分と前に

購入していたのですが

 

 

積読の山との

戦いもあって(苦笑)

 

 

 

 

読み終えるのが

今日になって

しまいました。

 

 

 

著書の

太田啓子さんは

弁護士で

 

 

2人の男の子を

育てている

お母さん。

 

 

 

 

ご自身の

仕事だけでなく

プライベートの

経験からも

 

 

日頃から直面している

性差別的な

社会のあり方を

指摘しつつ

 

 

社会を変えるために

できることは何か?

 

 

…という

重要な提起をしている

わかりやすくも

読み応えのある本でした。

 

 

 

3歳の頃

同じ幼稚園の男の子から

 

 

「女のくせに!」

 

 

という言葉に

投げかけられて

 

 

「どうして

 女だったら

 ダメなの?」

 

 

…と

めちゃくちゃ敏感に

反応するような

私だったので

 

 

この本を読んでいて

共感できる部分は

たくさんありましたが

 

 

特に

この本を読んでいて

 

 

感情を扱う

セラピストとしても

最も強く共感したのは

 

 

「男は

 こうあるべきだ!」

 

 

といった

伝統的な

男性性イデオロギーに

知らず知らずのうちに
縛られてしまって

 

 

人知れず苦しんでいる

男性も、また、

多く存在しており

 

 

 

 

ジェンダーギャップのない

社会をつくっていくためには

 

 

女性の問題だけを

見ていくだけでは不十分で

 

 

それとセットで

男性が密かに

抱えてる問題にも

スポットライトを

当てていく必要がある

 

 

と説いている点でした。

 

 

 

 

男性を苦しめる

 

 

「男は

 こうあるべきだ!」

といった

 

 

伝統的な

男性性イデオロギー

には名前があって

 

 

Toxic Masculinity

(トキシック・
マスキュリニティ)

と呼ばれていて

 

 

日本語だと

有害な男らしさ

と訳されています。

 

 

 

「自分には関係ない」

と思っている男性は

多いですけど

 

 

トキシック・

マスキュリニティって

 

 

案外、

身近なところに

あるもの。

 

 

 

「男の子なんだから

 泣かないの!」

 

「男は一家の大黒柱だ」

 

「男の子は

 わんぱくだから

 多少のいたずらは

 仕方がない」

 

「男性は女性を

 リードすべき」

 

 

 

そうやって

社会が一方的に

定義した

 

 

「男らしさ」に

そぐわない

思考や行動は

 

 

バカにされたり

排除されたりするので

 

 

そうならないためにも

 

 

・弱さ、悲しさ、悔しさ

 心の痛みなどといった
 感情を抑圧する

 

・表面的な“強さ”を

 誇示する

 

・“強さ”を示すための

 暴力行為

 

 

といったようなことが

当たり前となってしまって

 

 

タフガイを

演じ続けることが

「男らしさの呪縛」

となってしまうワケです。

 

 

 

2019年10月に

公開された

『JOKER』は

 

 

 

 

まさに

トキシック・

マスキュリニティが

テーマの映画

でしたよね。

(現在、続編が制作中だとのこと!)

 

 

 

セラピーでは

感情にフォーカスを当てた

アプローチを取り入れている

私としては

 

 

男女問わず

 

 

弱さ、悲しさ、

悔しさ、心の痛み

などといった

感情を抑圧する

ということは

 

 

百害あって

一利なし

 

 

だと

声を大にして

言いたい!

 

 

 

というのも

 

 

自分の中にある

弱さや悲しさ、

悔しさや心の痛み

といった

 

 

感情の揺れ動きは

誰にでもあるもので

 

 

決して

恥ずべきものではない

からです。

 

 

 

多くの人は

子どもの頃から

 

 

落ち込んだり

凹んだり

クヨクヨしたり

したときに

 

 

「そんな風に

 感じるのは

 当然ね」

 

「それは

 悲しかったわね」

 

「何が起きたの?」

 

「泣いてもイイのよ。

 泣くのはダメなことだと

 思わなくてイイわ」

 

 

…などと

周囲の大人から

自分の感情/気持ちを

肯定してもらうどころか

 

 

「泣くのはやめなさい!」

 

「そんなこと

 大したことないわよ」

 

「そんなこと

 聞きたくないわ」

 

「もう忘れなさい」

 

 

 

 

などと言われて

拒否されたり

否定されたりした

経験から

 

 

自分の感情や気持ちを

言語化するといことは

 

 

更なる傷つきを生む

危険な行為である

 

 

ということを

間違って学習して

しまったが故に

 

 

感情を

押し殺して

しまうことが

 

 

知らず知らずのうちに

当たり前になって

しまっています。

 

 

 

でも

実際のところ

これは逆効果。

 

 

 

というのも

 

 

自分の

心の揺れ動きを

しっかりと

見つめることが

できないと

 

 

いつまで経っても

自分の弱さを

克服したり

 

 

自分の感情を

調整する力を

つけたりすることが

できないから。

 

 

 

自分の中に

わきあがる

感情も弱さも

 

 

人間で

あることの

立派な証

 

 

です。

 

 

 

男性だから

女性だから

…ということは

一切関係ありません

 

 

 

アンジェリーナ・ジョリーとの

離婚の背景には

 

 

自身の

アルコールの問題があった

と公表している

ブラット・ピットは

こう言ってます。

 

よりオープンでいることは、
自分の愛する人や両親、子供たち、
そして自分自身ともっと良い関係を
築けることになるんじゃないか?

 

 

ただし

そうできるように

なるためには

 

 

自分自身の

気持ちや感情を

包み隠さず

オープンにしても

 

 

否定されたり、

批判されたりする

心配がない

 

 

安全な場所が必要

 

 

となるんですよね。

 

 

 

セラピー/

カウンセリングとは

 

 

自分の気持ちや感情を

包み隠さず表現できる

安全な場所を

提供すると同時に

 

 

そうすることを通して

ありのままの自分を

肯定できる力を

身につけていく機会を

提供する場所でも

あります。

 

 

 

有害な「男らしさ」

からの解放は

 

 

当事者の

男性だけでなく

 

 

この世の中全体を

大きく変えて

いくことでしょう。

 

 

 

その一歩を

私と一緒に

踏み出してみませんか?

 

 

ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください!

 

 

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