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カウンセリングとは?

About Counseling

誤解されがちですが、カウンセリングの目的はネガティブな感情を無理矢理ポジティブな方向へと転換することではありません。

カウンセリングとは、臨床心理士との間に築かれる信頼関係を土台に、自分自身のことについてお話しいただくプロセスを経て『自分自身の心の動きを見つめなおしていく作業』です。

まずはクライエント(ご相談者)の気持ちを「そうだよね、そんな気持ちになるのも当然だよね」とともに受けとめることから始まり『クライエントが自らの力で、自らの望む方向に向かって進めるようになること』を目的としています。

当オフィスでは、

  • セラピストとクライエントが安全な関係性を築き、過去には向き合えなかった感情的痛みに向き合い、自己治癒力や自己回復力に触れ、心理的成長や変容を目指す 『加速化体験力動療法(AEDP)』
  • 自分自身の感情を認め、それらを理解し、機能不全になった感情を変容させていくことで、人の心の健康を促進していく 『感情焦点化療法(EFT)』
  • 身体感覚や身体反応といった「からだ」にフォーカスを当てて、普段はなかなか意識することができない感情や記憶、欲求やニーズを探索していく 『身体志向心理療法』

といった、学問的なエビデンス(根拠)によって確立されたカウンセリングを通して、 自分自身に対する理解を深め、感情の揺れに押し流されることなく穏やかな気持ちで “あなたらしく”生きることができるようサポートいたしします。

臨床心理士ってどんな役割?

Psychotherapist

あなたが抱える問題を共に解決していく「こころの伴走者」です。

障がい者マラソンの世界に「伴走者(ばんそうしゃ)」という役割の人たちがいます。
走る際、「きずな」と呼ばれる短いロープを障がい者ランナーとともに持ちながら進む方向を伝えたり、路上の障害物を避けるなどのサポートをしています。

この伴走者の役割は、いわゆる指導者やコーチではありません。
ランナー本人が「ゆっくり走りたい」といえば一緒にペースを落とし、「疲れたからひと休みたい」と言えばレース中でも走ることを止めて休みます。

当オフィス・プログレスが考える臨床心理士のスタンスは、この伴走者ととても似ています。

過酷な状況のときや辛いときこそ、「ポジティブに!」とか「笑顔で!」という考えがありますが、それはあまりにも不自然。人間誰しも辛いときにポジティブにはなれないし、笑顔でもいられません。

大切なのは、今の自分の気持ち(感情)を受けとめることです。
臨床心理士は、クライエント(ご相談者)が今の気持ちを受けとめていくプロセスをサポートする役割です。

プログレスでは、「こころの問題」にアプローチする専門家として、臨床心理学に基づく知識と技術を用いつつ、様々な価値観を尊重しながら、最終的にはクライエント(ご相談者)の自己実現まで支援していきます。

カウンセリングは自己投資

Counseling is self-investment

私はセラピーやカウンセリングも大事な自己投資だと思っています。

自己肯定感が低いままだったり、心の中にモヤモヤを抱えながら生きていたりすると、その人が持っている力や強さをフルに発揮できません。

そして、自分の力や強さを発揮できない状態のままでいると「やっぱり自分はダメなんだ」という思いが、さらに強くなって負の連鎖にハマってしまい、知らず知らずのうちに、そこから抜け出せなくなってしまいます。

その負の連鎖を断ち切ってポジティブな連鎖へと転換させていくのがセラピーやカウンセリングの目的のひとつです。
負のスパイラルを断ち切るのが早ければ早いほど心穏やかで、かつ、自分の力や強さを発揮できる時間が長くなります。

つまり、より良く自分らしい人生を送れる期間が長くなるということ。

ブランドものを買って自分を満たそうとしてもモヤモヤの解消のためにお酒を飲んでも、そのときはイイかも知れませんがその効果は持続性がありません。

また、それらは問題の本質や根本を改善するものでもないので効果を得るためには投資し続けていくしかありません。
「依存」はそうやって形成されていくもの。
ですから、投資する先を間違えるとリターンを得るどころかとんでもないリスクを抱えることになりかねません。

そういう意味で自分自身としっかり向き合って心を整えていくセラピーやカウンセリングという自己投資は、リスクが小さく最もリターンが大きい投資だと思います。

自分自身の心と向き合うことは自己肯定感を高めて自分だけではなく周りの人ともより深いレベルでつながることを可能にしてくれます。

それは、それまで感じていた生きづらさから解放され長年悩まされてきた対人関係のパターンがより良いものへと変わる瞬間でもあります。

セラピーやカウンセリングという名の自己投資はあなたの人生をより豊かなものにしてくれるでしょう。
未来の自分に投資しませんか? ひとりで頑張らずに私にお手伝いさせてください。

カウンセラーの選び方

How to choose a counselor

心理療法(セラピー)やカウンセリングにまつわるトラブルは後を絶ちません。

欧米とは異なって日本では心理療法(セラピー)やカウンセリングを実施するのにライセンスは必要ないということをご存知でしたか?

極端な話をすると

「私はうつを克服しました。その経験を活かして私が克服した方法でカウンセリングを提供します!」

と心理学についての学術的な基礎知識や心理療法やカウンセリングのスタンダードな技術を修得せずともセラピーやカウンセリングを提供することが認められている…ということなんです。

「本を1000冊読んでセラピー/カウンセリングの猛勉強しました!」

と言ってカウンセリング業務に従事するのも 「あなたも2日(16時間?)で○○流カウンセラーになれる!」

という講座を受けただけでカウンセラーとして仕事をはじめても何の問題もないというのが残念ながら日本の現状です。

人の心は私たちが思っている以上に繊細ですから丁寧に、そして細やかにケアする必要性があります。

しかしながらそうするにあたって必要最低限とされる臨床心理学的な知識と技術がセラピスト/カウンセラー側に身についていないと心理療法やカウンセリングを受ける人を危険にさらしかねません。

巷には ○○メソッド・△△流カウンセリング・□□式心理セラピー…といったようなエビデンス(根拠)や理論のない我流の方法論に基づいたセラピーやカウンセリングが溢れています。

また私が今トレーニング中のSomaticExperiencing®︎やAEDPでさえも公式に認められているトレーニングプログラムに参加することなく、これらの心理療法やアプローチに関する著書を読んだりインターネット上の情報に触れたりして知っているだけなのに、あたかも
「私はトレーニング/研修を受けました!」
という感じで自己紹介している人がいるのも事実です。

これはセラピスト/カウンセラー側の倫理観に問題があるということで間違いありませんが、心理療法(セラピー)やカウンセリングを受けてみようと思っている方には、こういった日本社会における現状をしっかりと把握した上で納得のいくセラピスト/カウンセラー選びをしていただきたいです。

ちゃんとしたセラピスト/カウンセラーなら自分の教育歴やトレーニング/研修歴をちゃんと教えてくれるはずですし、どんなにベテランになっても定期的な研修やトレーニング、指導を受けているものです。

むしろそういうトピックに触れたときに、逆ギレしたりあやふやな答えしか返すことができないようなら隠していることや後ろめたいことがあるかもしれません。
そういう人は選ばない方が賢明です。

私個人としても自分の出身大学や大学院を明示していなかったり、いつどのようなトレーニングを誰から受けてどのような資格や専門職としての経歴を有しているのか?…を明らかにしていないセラピストやカウンセラーは信用できないと思ってしまいますし、セッションを受けたいとは思いません。

心理療法やカウンセリングを受けることを検討しているときには、そういうところもチェックしてみることをオススメします!

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